
東京駅丸の内駅舎の中に息づく「東京ステーションホテル」。
赤レンガの外観に包まれたこのホテルは、歴史的建築の美しさと現代的な快適性が共存する、まさに“日本のクラシックホテルの象徴”です。
記念日や特別な日に宿泊を考える方も多いのではないでしょうか?
同じホテルの中でも、特に人気が高いのが「ドームサイド」のお部屋。
通常のキングタイプの他に、「コンフォート」というお部屋があります。
名前はよく聞くけれど、実際にどう違うのか?どちらを選ぶべきか?
私の個人的なおすすめも含めながら解説していきます!
東京ステーションホテル|ドームサイドとドームサイドコンフォートの特徴

| 東京ステーションホテル | |
|---|---|
| 所在地 | 東京都千代田区丸の内1-9-1 |
| 電話番号 | 03-5220-1111 |
| チェックイン | 15:00 |
| チェックアウト | 12:00 |
| アクセス | JR「東京駅」丸の内南口直結 東京メトロ丸ノ内線「東京駅」より徒歩約1分 都営三田線「大手町駅」より徒歩約5分 東京メトロ東西線・千代田線「大手町駅」より徒歩約7分 |
| 駐車場 | 丸の内パークイン(ホテル地下)利用可・宿泊者1泊あたり2,100円(税込) 入庫から24時間まで何度でも出入庫可・車高2.1mまで対応 |
東京駅丸の内駅舎の中に佇む「東京ステーションホテル」は、100年を超える歴史と現代的な快適さを兼ね備えたクラシックホテル。
もちろん、「クラシックホテルの会」の中の一つです。
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重厚なレンガ造りの外観と、ヨーロピアンエレガンスが香る館内は、まるで時を越えた非日常空間。

駅直結という抜群の利便性ながら、客室は静かで落ち着いた雰囲気。
ビジネス利用はもちろん、記念日ステイや東京観光の拠点としても人気です。
朝食ブッフェは「宿泊の目的になる」と評されるほど評判が高く、丸の内の街並みを眺めながら贅沢な一日の始まりを楽しめます。
東京ステーションホテルには様々な種類のお部屋があり、ざっくり分けて下記の12種類のお部屋があります。
| カテゴリー | 面積の目安 | 定員 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| クラシック | 約23〜47㎡ | 1〜2名 | 高い天井と縦長窓を備えた基本タイプ。機能性も高く、ビジネス・短期滞在に最適。 |
| シティビュー | 約26〜40㎡ | 1〜2名 | 駅舎の形を活かしたユニークな造り。丸の内側や街の景色を望む。明るく開放的な印象。 |
| パレスサイド | 約34〜45㎡ | 1〜2名 | 皇居側に面した落ち着きのある客室。やわらかな光と緑の景観が魅力。 |
| パレスビュー | 約40〜55㎡ | 1〜2名 | 丸の内中央付近に位置。丸の内のダイナミックな眺望を楽しめる。記念日ステイにも人気。 |
| ドームサイド | 約30〜44㎡(天井高約3.9m) | 1〜2名 | 南北ドーム内に位置。復原されたレリーフや往来の人々を望む“東京駅の象徴”客室。 |
| サウスウィング | 約40〜50㎡ | 1〜2名 | 南ウィング側のヨーロピアンクラシック様式。高い天井と縦長窓が特徴。喫煙可能ルームもあり。 |
| メゾネット | 約72〜120㎡(2階建て) | 1〜3名 | リビングと寝室を上下に分けた2層式客室。丸の内の景観を眺めながら過ごせる。 |
| リバティルーム | 約40㎡前後 | 1〜2名 | 英国デザインチームが手がけた、リバティファブリックを使用した限定ルーム。女性人気が高い。 |
| ジュニアスイート | 約58㎡ | 1〜3名 | 行幸通りに面し、リビングを備えたスイート仕様。上質なステイを叶える中核タイプ。 |
| メゾネットスイート | 約80〜120㎡(2階建て) | 1〜3名 | 船のような丸天井構造。バスエリアにシャワーブース付き。非日常的な造りが特徴。 |
| アンバサダースイート | 約100㎡ | 1〜3名 | 4階に2室のみの特別スイート。丸の内の街を見渡す特別な眺望。 |
| インペリアルスイート | 約173㎡ | 1〜3名 | 駅舎中央部に位置する最上級スイート。東京ステーションホテルの象徴的客室。 |
今回はこの中から、ドームサイドのお部屋に絞って、「ドームサイドキング」と「ドームサイドコンフォートキング(もしくはツイン)」の比較をしていきたいと思います!
まずはそれぞれのお部屋の仕様を見ていきましょう!
ドームサイドキング

| ドームサイドキング | |
|---|---|
| 広さ | 約30㎡ |
| ベッド | キングサイズ(1,800×2,030mm) シモンズ製 8.25インチポケットコイル |
| バスルーム | バスタブ+シャワー一体型(独立ブースなし) |
| 定員 | 1〜2名 |
東京駅の丸の内南ドームに面した「ドームサイドキング」は、東京ステーションホテルの中でも最も象徴的な客室のひとつ。
重厚なレンガ壁とアーチ構造をそのまま生かしたクラシカルなデザインで、まるで駅舎の一部に泊まっているような特別感があります。
窓からは南ドームの装飾やアーチの一部を望むことができ、光の入り方や時間帯によって異なる表情を見せてくれるのも魅力。
30㎡とコンパクトな造りながら、天井が高く、全体に静かで落ち着いた雰囲気に包まれています。
ドームサイドコンフォート

| ドームサイドコンフォートキング(またはツイン) | |
|---|---|
| 広さ | 約30㎡ |
| ベッド | キングサイズ(1,800×2,030mm) ツイン(1,000×2,030mm) どちらもシモンズ製 8.25インチポケットコイル) |
| バスルーム | バスタブ+シャワー一体型(独立ブースなし) |
| 定員 | 1〜2名 |
「ドームサイドコンフォート」は、同じ南ドーム側に位置する客室で、基本的な広さや設備仕様はドームサイドキングと共通しています。

異なるのは、窓の数や家具レイアウトの工夫。
コンフォートでは窓がやや多く、室内が明るく感じられるつくりになっており、ベッド両側にナイトテーブルが配置されるなど、滞在時の動線が整っています。
クラシックホテルの風格を残しつつも、より居心地と使いやすさを重視したモダンクラシックな空間です。

実際に泊まった方の口コミでも、「広さは同じで、窓が多くベッド周りが使いやすい」との声が多いタイプ。
明るく整った部屋で、落ち着いた滞在を楽しみたい人におすすめです。
ベッドのランクが通常のキングタイプと違うとの声も一部ありましたが、公式や他宿泊予約サイトで言及しているものはなく、私が調べた以上ですがベッドのランクはおそらく同じかと思われます。
ドームサイドスーペリア

| ドームサイドスーペリアキング(またはツイン) | |
|---|---|
| 広さ | 約44㎡ |
| ベッド | キングサイズ(1,800×2,030mm) ツイン(1,200×2,030mm) どちらもシモンズ製 8.25インチポケットコイル) |
| バスルーム | バスタブ+シャワー一体型(独立ブースなし) |
| 定員 | 1〜2名 |
ついでにご紹介すると、キングとコンフォートの他に、スーペリアもあります。
3タイプの中で最も広く、上位カテゴリに位置づけられるのが、この「ドームサイドスーペリア」。
クラシカルな内装にモダンな設備を融合させた空間で、天井も高く、丸の内ドームの装飾をゆったりと眺められる余裕の設計です。

「東京駅の中で暮らすように滞在したい」方には、ゆったり設計のスーペリアが最適。
客室設備もネスプレッソコーヒーマシーンや、Marshall製Bluetoothスピーカーなど、快適に過ごすためのプラスαの設備が整えられています。
ソファでくつろぎながらワインを傾ける時間は、まさに“大人のステイケーション”。
【選び方ガイド】東京ステーションホテル|ドームサイドキングとコンフォートの違い

東京ステーションホテルのドームサイドは、どちらも約30㎡の客室で、ドームを望む同じ構造の中に位置しています。
設備仕様も共通で、シモンズ製のキングサイズベッドや、クラシックなバスタブ一体型のバスルームを備えています。
そのため、2タイプの違いは“空間の感じ方”と“デザインの方向性”。
コンフォートの方が窓が多い分開放感はありますが、好みや滞在スタイルで選ぶのが正解です。

調べれば調べるほど、もはやあまり違いがないようなので、あえて言うならと言うレベルではありますが…。
コスパで選ぶなら「ドームサイドキング」
明るさと快適さを重視するなら「ドームサイドコンフォート」
迷ったら価格と滞在スタイルで選ぶ
| 比較項目 | ドームサイドキング | ドームサイドコンフォート |
|---|---|---|
| 広さ | 約30㎡ | 約30㎡ |
| 眺望 | ドーム内(同一) | ドーム内(同一) |
| ベッド | シモンズ製キングサイズ | シモンズ製キングまたはツイン |
| 設計の違い | クラシカル構造・片側テーブル | 明るく開放的・両側テーブル |
| 価格 | 約数千円〜1万円ほど安い傾向 | やや高め(快適性重視) |
| 向いている人 | コスパ・雰囲気重視 | 快適性・明るさ重視 |
ここまで調べてみると、2タイプの差は意外にも「雰囲気」と「配置」の違いだけ。

ただ、その“わずかな差”が、滞在中の印象を大きく変えることもあります。
「ドームサイドキング」は“歴史と雰囲気”という言葉がぴったりな客室ですが、それに加えて、価格とのバランスの良さが魅力です。
一方で、「コンフォート」は少し高くても“明るく居心地のいい滞在”を求める人向け。
つまり、
あなたが過ごしたいイメージに合わせて選べば、きっと東京ステーションホテルの魅力を最も心地よく味わえるはずです。

私は、圧迫感と狭いところが少し苦手なのと、せっかくこんないいホテルに泊まるなら、ケチケチせずに快適さを優先させたいのでコンフォートを選びたいです。(あくまでも理想。笑)
東京ステーションホテル|ドームサイドキングとコンフォートの違い【FAQ】

ここでは、東京ステーションホテルのドームサイドキングとコンフォートの違いについてのよくある質問をまとめました。
- Qドームサイドキングとコンフォート、広さは違う?
- A
どちらも約30㎡で同じ広さです。
窓の数は違いますが、ドームを望む位置や天井高もほぼ共通で、空間の広さに差はありません。
- Qドームサイドキングとコンフォート、眺望は違いますか?
- A
どちらも丸の内南ドーム側に面しており、眺望はほぼ同一です。
ドームの装飾やアーチを望む構造は共通で、窓の位置や数にわずかな違いがある程度です。
- Qドームサイドキングとコンフォート、ベッドや寝心地に違いはありますか?
- A
両タイプともシモンズ製8.25インチポケットコイルマットレス(キングサイズ1,800×2,030mm、ツインは1,000×2,030mm)を採用しています。
一部のブログなどでマットレスのランクが違うとの記載があるものもありますが、公式サイトでは言及がなく、同じランクのマットレスが使用されているものと思われます。
よって寝心地の違いはなく、ベッド周りの配置(片側or両側にテーブルあり)による使い勝手の差が中心です。
- Qドームサイドキングとコンフォート、バスルームの設備に違いはありますか?
- A
どちらもバスタブ+シャワー一体型の仕様で、独立したシャワーブースはありません。
洗面スペースや照明などの雰囲気はほぼ共通で、クラシックホテルらしい上品なつくりです。
- Qドームサイドキングとコンフォート、価格差はどのくらいありますか?
- A
時期や予約サイトによって異なりますが、一般的にドームサイドコンフォートの方が数千円〜1万円前後高い傾向があります。
広さや設備は同等なので、価格を抑えたいならドームサイドキング、より明るく整った空間を求めるならドームサイドコンフォートがおすすめです。
- Qドームサイドキングとコンフォート、どちらが静かですか?
- A
建物の構造上、どちらの部屋も遮音性は高く、音が気になることはほとんどないという口コミが多いです。
位置によって印象がわずかに異なる程度で、大きな差はありませんが、天井が高い分、自室の反響音はある程度発生するようです。
- Qドームサイドキングとコンフォート、記念日ステイならどちらがいい?
- A
東京駅の重厚な雰囲気を感じたいなら「ドームサイドキング」。
快適性や明るさを重視するなら「ドームサイドコンフォート」。
いずれも一休.comや公式サイトでアニバーサリープランを選択できます。
- Qドームサイドキングとコンフォート、位置や部屋タイプを指定できますか?
- A
予約時に「南ドーム側希望」「明るい部屋希望」などの要望を備考に記入すると、ホテル側で可能な範囲で調整してもらえることがあります(確約ではありません)。
まとめ|迷ったときは「自分が過ごしたい時間」で選ぶ

東京ステーションホテルの「ドームサイドキング」と「ドームサイドコンフォート」は、どちらも南ドームに面した約30㎡の同構造客室で、眺望や広さはほぼ同じ。
違いは、価格・レイアウト・明るさの印象といった“過ごし方のスタイル”にあります。
「ドームサイドキング」は、クラシカルな意匠をそのまま残した空間で、東京駅の歴史や雰囲気をじっくり味わえるのが魅力。
同条件でも価格が少し控えめなので、コスパ重視の記念日ステイにもおすすめです。
一方で「ドームサイドコンフォート」は、窓が多く明るい印象で、ベッド周りや動線が整った快適性重視のタイプ。
日常を離れてゆっくりと過ごすステイケーションや、連泊にも向いています。
どちらを選んでも、東京駅の象徴に包まれるような特別な一夜が待っています。
宿泊の目的や気分に合わせて、あなたにぴったりの「東京ステーションホテル ドームサイドの滞在」を見つけてください。




































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