2025年1月11日から新橋のパナソニック汐留美術館で開催中の「ル・コルビュジエ|諸芸術の綜合1930-1965」展に行ってきました!
行ったのは開催2日目の1月12日の日曜日。
気になる混雑状況や所要時間などを中心にレビューしていきたいと思います。
この記事は以下のような方におすすめです。
【パナソニック汐留美術館】ル・コルビュジエ展に行ってきた
ル・コルビュジエ─諸芸術の綜合 1930-1965 | |
---|---|
会期 | 2025年1月11日(土)~2025年3月23日(日) |
開館時間 | 10:00~18:00 ※2月7日、3月7日、3月14日、3月21日、3月22日は20:00まで開館 ※入館は閉館の30分前まで |
休館日 | 毎週水曜日(ただし、3月19日は開館) |
観覧料 | 一般:1,200円 65歳以上:1,100円 高校生・大学生:700円 中学生以下:無料 障がい者手帳をお持ちの方とその付添者1名まで:無料 |
会場 | パナソニック汐留美術館 〒105-8301 東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4F |
特記事項 | 土曜日・日曜日・祝日は日時指定予約制で事前に公式ウェブサイトから予約が必要 |
2025年1月12日に「ル・コルビュジエ─諸芸術の綜合 1930-1965」展に行ってきました!
建築家として有名なル・コルビュジエですが、今回の展覧会では絵画、素描、タペストリーといった多岐にわたる作品を通じて、彼が追求した「諸芸術の綜合」という壮大なテーマに迫ります。
建築については全体の10分の1くらいで、建築の枠を超え、彼がどれだけアート全般に情熱を注いでいたかが伝わる展示でした。
特に面白かったのは、彼と同時代のアーティスト、例えばレジェやアルプ、カンディンスキーといった巨匠たちの作品も一緒に展示されていたこと。
彼らとの共通点や違いが見えてきて、「ああ、ル・コルビュジエって建築だけじゃなくて、めちゃめちゃアーティストだったんだな」と実感しました。
作風的にはめっちゃピカソ感ありました。
正直、若干「分からない、難しいなあ…」と感じるところもありましたが、作品の、コルビュジエのパワーに圧倒されました。
やはり名を残す人たちってパワフルですよね。
あれだけたくさんの、大建築を設計しながらこんなアートもたくさん残すなんて、パワーがすごいです。
会場にはカラフルなタペストリーや映像展示もあって、視覚的な楽しさも満点!
建築作品については一部しかなかったので、逆に建築を知らない人でも十分楽しめる内容でした。
【パナソニック汐留美術館】ル・コルビュジエ展の混雑状況
有名なル・コルビュジエとはいえ、内容がマイナーなのでもっと空いているかと思いましたが、さすがコルビュジエ、さすが開始2日目の日曜日。
思っていたよりも結構混んでいました。
まず入場制限があり、土日祝はパナソニック汐留美術館の公式サイトから、予め時間指定の予約を取っていくのですが、それをした上でチケットを買うまでに8組くらい前に並んでいた状況です。
私たちは14:00〜14:30の間に入場する予約をしていて、14:10くらいに行きました。
予約フォームは、予約する時に残りの空き数も見れるようになっていて、午前中早い時間と午後の昼ごはん後くらいの時間が人気のようでしたので、ちょうど14時ごろは混雑の時間帯だったのかもしれません。
土日に行くけど混雑を避けたいという方は、夕方遅めの時間が良いかもしれません。
予約は、枠の予約のみで、支払いは当日窓口になります。
窓口でチケットを買って入ると、すでに最初の「ごあいさつ」のところから渋滞…。
中は結構通路が細いところも多く、前の人を抜かすのが難しい場面も多々あったので、ゆっくりみている人がいると、そこから渋滞ができる、といった具合でした。
常に4、5人で1つの作品を見ているという状況で、あまりゆっくりは見れませんでした。
最後に映像の展示があったのですが、そこも人がいっぱいで、半分も見ずに出てきました。
【パナソニック汐留美術館】ル・コルビュジエ展の所要時間
私はおそらく根っからせっかちなのと、混雑が苦手なので、解説などじっくり読み込むことはせず、雰囲気だけ味わって割とサクサク見ていきましたが、どこも人が多かったこともあり、出た時は1時間くらい経っていました。
コンパクトな美術館かなと思っていたのですが、今回の展示も100点近い作品が展示されていて、見応え十分。
一つ一つじっくり見ていこうとすると1時間半から2時間近くはかかるのではないかなと思いました。
私も平日で人が少なければもう少しゆっくり見たかったです。
【パナソニック汐留美術館】ル・コルビュジエ展のグッズ販売状況
グッズは可愛いものが多くて、今回も買おうかかなり迷ったのですが、いつものように結局何も買わず。笑
コルビュジエの「散策広場スケッチマグカップ」が特に可愛くて迷いました。
でもマグカップって買い足すのなかなか覚悟がいるんですよね〜。
簡単に捨てられないし、家にはいつも使っているのがあるし、と思うといつも躊躇してしまします。
こちらのマグカップはコルビュジエが唯一日本で設計した国立西洋美術館でも販売しているようでオンラインもあるので気になる方はぜひ!
あとは、これは少し違いますが、コルビュジエになれる紙製のメガネなどおもしろアイテムや、美術展で定番のキャンバスバッグなどもありました!
【パナソニック汐留美術館】ル・コルビュジエ展のお得なチケットや当日券
パナソニック汐留美術館のチケットは、外部のチケットサイトでの販売はなく、土日祝の時間指定分の購入も含め全て現地窓口での購入・支払いになります。
ただ、お得なチケット割引もありますので、行かれる方はぜひご活用ください。
私もこのウェブ割引の画面を窓口で見せて100円引きになりました!
土日祝は事前の時間指定が必要ですが、平日は特に無いようなので直接行って当日にチケット購入で入場できます。
【パナソニック汐留美術館】ル・コルビュジエ展の近くのカフェ
パナソニックのビルの横に、汐留シティセンターというビルがあり、その中の1階にスターバックスコーヒーがあります。
平日はおそらくビジネスマンで混雑していると思いますが、土日は比較的空いており、先日も14:00前に利用しましたが、空席も多く、すぐに席について飲食できました。
同じビルの地下2階にはタリーズコーヒーもあり、こちらも以前土日に利用したことがありますが、比較的空いていました。
ここのタリーズはコンセントとUSBタイプのコンセントもついているそうなので、PC作業したい方にもおすすめです。
ル・コルビュジエ展|次は3月から国立新美術館で「リビング・モダニティ住まいの実験」
リビング・モダニティ住まいの実験 | |
---|---|
会期 | 2025年3月19日(水)~6月30日(月) |
会場 | 国立新美術館 企画展示室1E/2E 東京都港区六本木7-22-2 |
開館時間 | 10:00~18:00 ※金・土曜日は20:00まで ※入場は閉館30分前まで |
休館日 | 火曜日 ※4月29日(火・祝)、5月6日(火・祝)は開館 ※5月7日(水)は休館 |
観覧料 | 一般:1,800円 大学生:1,000円 高校生:500円 中学生以下:無料 ※障害者手帳持参者(付添者1名含む)は入場無料 ※一部無料で観覧可能な展示あり |
展示 | ル・コルビュジエ《ヴィラ・ル・ラク》1923年 藤井厚二《聴竹居》1928年 ミース・ファン・デル・ローエ《トゥーゲントハット邸》1930年 ピエール・シャロー《ガラスの家》1932年 土浦亀城《土浦亀城邸》1935年 リナ・ボ・バルディ《ガラスの家》1951年 広瀬鎌二《SH-1》1953年 アルヴァ・アアルト《ムーラッツァロの実験住宅》1953年 ジャン・プルーヴェ《ナンシーの家》1954年 エーロ・サーリネン/アレキサンダー・ジラード/ダン・カイリー《ミラー邸》1957年 菊竹清訓/菊竹紀枝《スカイハウス》1958年 ピエール・コーニッグ《ケース・スタディ・ハウス #22》1959年 ルイス・カーン《フィッシャー邸》1967年 フランク・ゲーリー《フランク&ベルタ・ゲーリー邸》1978年 |
巡回情報 | 兵庫会場 会期(予定):2025年9月20日(土)~2026年1月4日(日) 会場:兵庫県立美術館 住所:兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 |
お問い合わせ | TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル) |
さて、次にコルビュジエが見れる展覧会があるのが、2025年3月19日から国立新美術館で開催予定の「リビング・モダニティ住まいの実験」展。
1920年代から1970年代にかけてのモダン・ハウスの革新を、衛生、素材、窓、キッチン、調度、メディア、ランドスケープの7つの視点から紹介する展覧会です。
ル・コルビュジエの《ヴィラ・ル・ラク》、フランク・ゲーリーの《フランク&ベルタ・ゲーリー邸》、菊竹清訓・菊竹紀枝の《スカイハウス》など、図面、模型、写真、家具、テキスタイル、食器、雑誌やグラフィックなどが展示されるということで、こちらも混雑必至でしょう。
中でも見どころは、ミース・ファン・デル・ローエの未完の「ロー・ハウス」を原寸大で再現するということなのでめちゃめちゃ楽しみです。
東京の後は神戸でも巡回が決まっているようなので関西の方はこちらもおすすめです。
【パナソニック汐留美術館】ル・コルビュジエ展まとめ
建築ではない、ル・コルビュジエの新しい一面、コルビュジエの描いたアートが楽しめる「ル・コルビュジエ|諸芸術の綜合1930-1965」展。
現代アート感もあり、難しいと感じる部分はありましたが、作品が放つコルビュジエのパワフルな色使いや筆の跡などは本物を見ないと十分に感じられないはず。
こめられた思いや背景など、詳しいことは分からずとも見応え十分でした!
ぜひ現地で本物を見て、コルビュジエの圧倒的なパワーを感じていただきたいと思います!
コメント