随分前になりますが、友達と初めて草津温泉を訪れたときに泊まった「奈良屋」が素敵すぎて、今でも忘れられず…。
写真を見返していたら、どうしてもその時のことを書きたくなったので、レビューとしてまとめてみました。
今回は 「泉游亭こけもも」に女友達と2人で宿泊。
翌日は、宿に併設されている カフェ「喫茶去」 にも立ち寄ったので、メニューや感想も合わせて紹介していきます！
【草津温泉】奈良屋レビュー｜白旗源泉を味わう千と千尋感のある老舗旅館
| 項目 | 奈良屋 |
|---|---|
| 住所 | 群馬県吾妻郡草津町草津396 |
| 最寄駅 | JR「長野原草津口駅」からバス約25分（草津温泉バスターミナルより徒歩5分） |
| 高速IC | 関越自動車道「渋川伊香保IC」より約90分 |
| 料金目安 | ▶楽天トラベル公式ページで料金を見る |
明治10年創業の老舗で、今でも湯守のいる宿としても有名です。
外観も館内も、歴史を感じる佇まい。
雰囲気はまるで千と千尋の映画に出てきそうな世界観です。
館内はふわっと漂う木の香りと畳敷きの柔らかい足ざわりがなんとも心地よくて、思わずうっとりしてしまう空間でした。
どこを歩いても静かで落ち着きがあって、「上質な良いお宿に来たんだな〜」 と感じる空気感。
なんだか宿全体が「いい空気」に包まれている幸福感がありました。
夜の雰囲気もまた良し。
廊下で騒がしさを感じることは一度もなく、他の部屋の生活音が全然聞こえない のも印象的でした。
一部屋一部屋がゆったり設計されているからこその静けさなんだと思います。
湯守と白旗源泉のお湯
そして奈良屋といえば、やっぱり白旗源泉。
草津の中でも特に歴史ある源泉で、浴場に向かう途中の硫黄の香りだけでテンションが上がります。
大浴場「御汲みの湯」は広すぎず狭すぎず、湯の流れや光の入り方がとても美しくて、お風呂まで階段を降りていくのもあまりない経験でワクワク。
湯温も絶妙で、長湯が苦手な私でもずっと入っていたいと思ってしまうほど。
“熱の湯”らしいピリッとした刺激と、肌にすっと馴染む柔らかさのバランスが絶妙。
草津温泉が1位になったという話題は毎年のように見ますが、初めて入った私も、なるほど納得〜と思うくらい本当に気持ちが良くて、他の温泉とは比べられない心地よさがありました。
あと、館内を歩いていたとき、湯守の方らしき姿を見かけた瞬間も忘れられません。
声をかけたりはしていないけど、友達と一緒に「あ、いた！」と、まるで芸能人に遭遇したような不思議な高揚感がありました。
長く宿を支えてきた職人さんの姿って、それだけで特別というかオーラを感じました。
貸切風呂
貸切風呂付きのプランにしたので、大浴場の他にも、貸切風呂にも入りました。
泉質は同じですが、やっぱり他の人の視線や気配を気にせず入れるのは最高です。
上がったり浸かったり、かなり長湯してしまいました。
そして奈良屋さんの貸切風呂は脱衣所が結構豪華で、広くスペースが取られていて、洗面台も付いていたりとストレスなく過ごせるのもポイント。
【草津温泉】奈良屋レビュー｜客室・泉游亭こけもも
今回泊まったのは、奈良屋の中でも落ち着いた造りの泉游亭こけもも。
広めの和室で、ふすまや障子の質感、襖絵の淡い色合いなど、“派手じゃないのに品がある” という奈良屋らしさが詰まっていました。
部屋に入った瞬間から家のようなほっとする空気があって、小さいこたつの座椅子に腰を下ろしてしばらくぼーっと静かな時間を楽しんでしまうほど。
可愛い室内にテンション上がって、写真も珍しく自分たちを入れて何枚も撮ってしまいました。
そしてなにより泉游亭は、こけももを含めいくつかのお部屋は子供NGのためとっても静か。
壁が薄い宿だと物音が気になるタイプなのですが、ここは本当に誰の声も足音も聞こえなくて、「私たちのための時間だけが流れている」みたいな感覚でした。
【草津温泉】奈良屋レビュー｜カフェ喫茶去
宿に着いた時から気になっていたカフェ。
中で旅館の方と繋がっていて、夜は宿泊者専用のバーになるみたいです。
夜もとっても素敵。
なんで行かなかったんだろう、行けばよかったな〜。
翌日に湯畑や白根神社などを観光して、帰る前に行きました！
サイフォンで淹れるコーヒーと、美味しいスイーツ。
今ではメニューは変わっているようでしたが、新しいメニューも美味しそうでした。
窓の外の景色をのんびり眺めながらのコーヒータイムは本当に贅沢で、「旅の余韻ってこういう時間のことだな…」としみじみ感じました。
【草津温泉】奈良屋を選ぶときに知っておきたいポイント
奈良屋は “落ち着いて静かに過ごしたい人” に向いている旅館です。
特に白旗源泉の湯や、館内の穏やかな雰囲気をじっくり味わいたい場合、満足度が高いと思います。
白旗源泉をしっかり楽しみたい人向け
奈良屋の大浴場「御汲みの湯」は、時間帯によって光の入り方や湯の表情が変わるのが魅力。
朝・夕どちらも入ると満足度がぐっと上がります。
静けさを重視する人にぴったり
一部のお部屋は子どもNGで、部屋数も少なめなので、とても静か。
音が気にならない宿を探している人に向いています。
館内でゆっくり過ごしたい人向け
泉游亭こけももやカフェ喫茶去は、どちらも落ち着いた空間。
移動せずに“館内だけで完結する滞在”ができます。
よくある質問（FAQ）
旅行前に知っておくと安心なポイントをまとめました。
- Q奈良屋の大浴場は混雑しますか？
- A
平日は比較的静かで、ゆったり入れることが多いようです。
白旗源泉の湯は熱めなので長湯する方が少なく、全体的に回転が良いのも理由のひとつ。
朝は特に光が綺麗に入る時間帯で、おすすめです。
- Q泉游亭はどんな人に向いていますか？
- A
静かに過ごしたい大人旅にぴったりです。
個室感の強い空間で、プライベート感◎。
女友達や夫婦、カップルなど “落ち着いた時間を楽しみたい人” に特に評価が高いお部屋です。
- Qカフェ喫茶去の人気メニューは？
- A
サイフォンで淹れる香り豊かなコーヒーと、見た目も可愛い和スイーツが人気です。
和モダンの店内で、季節の景色（紅葉や雪景色）を眺めながらのカフェ時間は、宿泊者にも外来客にも評判です。
- Q奈良屋のアクセスは難しくありませんか？
- A
JR長野原草津口駅からのバス移動が一般的で、バスターミナルからは徒歩5分ほど。
坂道がありますが、荷物が多くなければ歩ける距離です。
車の場合は渋川伊香保ICから約90分と、比較的シンプルなルートです。
- Q夫婦・カップルでも静かに過ごせますか？
- A
子供NGの部屋あり・部屋数少なめという特徴から、大人同士の滞在が中心の宿です。
音が気にならず、ゆっくり話したりのんびりしたりしたい方にはぴったり。
静けさを求める旅行者に高い支持を得ています。
まとめ｜奈良屋で過ごす穏やかな時間
奈良屋での滞在は、思い返すだけでふっと心が和らぐような、静かで贅沢な時間でした。
白旗源泉の湯に浸かり、畳敷きの館内を歩き、こけもものお部屋や喫茶去でゆっくり過ごした時間は、どれも忘れがたいもの。
草津で落ち着いた大人の旅をしたいとき、また絶対訪れたいと思える一軒です。
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