
8月の後半に1泊2日の弾丸で、北海道旭川市にある旭川空港からタウシュベツ橋梁ツアーに参加し、十勝温泉に1泊、翌日は富良野や美瑛、旭山動物園を回る旅行に行ってきました。
その中でもメインの目的だったタウシュベツ橋梁ツアーの感想レビューを中心に、ツアーへの参加方法や当日の服装、持ち物、タウシュベツ橋梁周辺の観光情報などを綴っていきたいと思います!
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※ツアーは橋が水面から出てきて沈むまでの4月下旬から10月上旬までの開催となります。
北海道のタウシュベツ橋梁とは?

特徴 | タウシュベツ橋梁 |
---|---|
建設年 | 1937年(昭和12年) |
役割 | 旧国鉄士幌線の鉄道橋 |
通称 | 「幻の橋」 |
見どころ | 季節や水位によって姿が変わる |
タウシュベツ橋梁は、北海道・上士幌町の糠平湖にあるアーチ型のコンクリート橋で、旧国鉄士幌線の鉄道橋として1937年に造られました。
今は役目を終え、季節によって湖に沈んだり姿を現したりすることから、「幻の橋」として知られています。
特に夏は水位が上がり、アーチが湖面に映る美しい景色を楽しめる季節。
冬は湖が凍りつき、雪景色の中に橋が立つ幻想的な姿も見られます。

ガイドさんの話では、アイスバブルが見られる冬の方が人気みたいです!
写真で見せてもらいましたが、幻想的で、ぜひ実物も見たくなりました!
観光スポットとして人気ですが、老朽化が進み崩れつつあるため、見られるのは今のうちかもしれません。
今回私が利用したツアーは、熊対策もバッチリで安全に近くまで行けて、ガイドさんの話を聞きながらじっくり堪能できるのでおすすめです!

ガイドさんのお話だと、タウシュベツ橋梁は訪れる季節によって全く違う感動を与えてくれるので、いつ行っても楽しめるそうです。
シーズン | 特徴 | こんな人におすすめ! |
冬〜春(1月〜5月頃) | 湖が凍結し、アーチが氷の上にくっきりと姿を現す。冬の張り詰めた空気の中、雪景色と橋のコントラストが美しい。 | ロマンチックな絶景を写真に収めたい人、冬の北海道を楽しみたい人。 |
夏〜秋(6月〜10月頃) | 湖の水位が上がり、橋が水面に映り込み、まるで眼鏡のように見える。 | 幻想的な風景を楽しみたい人、夏のアクティビティを体験したい人。 |
タウシュベツ橋梁・ツアーの参加方法と行き方

それでは早速、タウシュベツ橋梁のツアーの参加方法や、ツアーではなく自分で行く方法も後半で少しご紹介していきます。
タウシュベツ橋梁ツアーの参加申し込み方法

他にもツアーをやっているところはあるのかもしれませんが、私が参加したツアーは、「ひがし大雪自然ガイドセンター」というところが開催している「旧国鉄士幌線 アーチ橋見学ツアー」です。
ホームページに記載の、メールからと、じゃらんから申し込みできます。

メールの場合はホームページの文字が大きすぎてスマホでは見づらかったので、パソコンで見るのがおすすめです。笑
私は8月下旬に行って綺麗に見えましたが、年によっては水没している時期とのことなので、スタッフさんがアップしてくれている現在の写真などを参考に決められるといいかもしれません。
タウシュベツ橋梁ツアーへの行き方

NPO法人 ひがし大雪自然ガイドセンター | |
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所在地 | 北海道河東郡上士幌町ぬかびら源泉郷(糠平温泉文化ホール内) |
主な活動内容 | 自然体験プログラム、ガイドツアー(アーチ橋見学・氷上横断など)、環境教育、保全活動 |
連絡先 | 01564-4-2261 |
アクセス | 帯広方面から国道241号・273号を経て約22km 旭川方面から国道39号・273号経由 |
指定の時間までに、「ひがし大雪自然ガイドセンター」へ向かいます。
着いたら名前を言って、用紙に必要事項を記入し、お支払い。
メールから予約の場合、支払いは現金のみです。
その後、時間になって大体参加者が揃ったら、説明があり、長靴のサイズを確認して借ります。

ちょうど車に乗る前に雨が降り出してしまったのですが、傘もワゴンに用意されていました。
3台のワゴンに分かれて、タウシュベツ橋梁へ向かいます!
タウシュベツ橋梁へ個人で行く方法

タウシュベツ橋梁へは、門の鍵を借りれば個人で行くことも可能ですし、実際ツアーのワゴンに乗って向かう途中で個人で行かれていると思われる乗用車とすれ違いました。
ゲートの鍵は上士幌町観光協会のホームページから予約できます。
ただし、ホームページにも記載がありますが、ヒグマ出没多発エリアなので、熊対策をしっかりしていかなければならないことと、門の先はガードレールのない轍のような砂利道・林道が続き、道幅も狭いので、私はもし個人で行っていたら、かなり不安になっていただろうなと思いました。

タウシュベツ橋梁に着いてからも、どこを通って見学したらいいのか、下まで降りていいのかなど、ガイドさんがいなかったら到底分からなかったなと思ったので、そういった意味でもガイドツアーに参加するのがストレスが少ないのでおすすめです。
ぬかるんだ道を歩くのにも、長靴が必須ですし、ガイドツアーなら長靴のレンタル料金も含まれています。
タウシュベツ橋梁・夏の服装や持ち物

上述したように、長靴や傘・熊対策は準備されていたので、服装と虫対策・UV対策を気をつけていきました。
ワゴンを降りて、タウシュベツ橋梁の近くまで行くまでに鬱蒼とした林の中を少々通ります。
私の行った時はさほど気になりませんでしたが、時期によっては虫がかなりいるようなので、長袖長ズボン必須とのことでした。

そんな中タンクトップ&短パンで参加の強者もいたので若干引きましたが、彼も特に刺されていなかったので運が良かったのでしょう。笑
虫除けスプレーは普通の市販のものを買って行ったのですが、蚊、ハエ、アブ、ブヨ、ゴキブリ、カメムシ、スズメバチ、 ヤマビルなどあらゆる虫に効く「ハッカ油」のものがベストだったようです。
UV対策にも長袖は良かったのと、足元が悪いので日傘はやめた方がいいと思います。
タウシュベツ橋梁ツアーの感想レビュー




正直、行く前はちょうどニュースも重なり、熊が怖すぎて、やっぱりやめた方がいいかな…と、かなり不安でしたが、ガイドさんと他の参加者の方と大勢で行ったこともあり、予想していたよりもかなり安全に行けたと思います。

お天気も出発前雨が降り出してどうなることかと思いましたが、現地に着いたら綺麗に晴れて、橋の下に水も残っていたので、橋のリフレクションも綺麗に撮れたり、とかなり満足な体験でした!
橋を横から見たり下から見上げたり、1時間の自由時間があっという間でした。
1時間と言っても、完全に自由という感じでもなく、人が映り込まない写真を撮るために参加者の方が大体同じ方向に回るように誘導してくださったり、リフレクションが上手く撮れる場所を教えてくれたりと楽しめるように配慮が素晴らしく、本当にあっという間でした。
写真も積極的に撮っていただき、ガイドさんならではの話もたくさんしていただきました。
タウシュベツ橋梁|周辺の観光・食事・宿情報

少し早めに糠平に着いたので、他に回るところがないかな、と見てみたのですが…本当に何もなかったのです。笑
一番困ったのが食事でした。
おそらく土日は開いているのかもしれませんが、閉まっているところが多く、なんとか調達したのが後半で紹介しているお店です。
観光スポット

近辺で時間を潰せるのは2箇所。
上士幌町鉄道資料館

上士幌町鉄道資料館 | |
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所在地 | 北海道河東郡上士幌町ぬかびら源泉郷 |
電話番号 | 01564-4-2041 |
開館期間・営業時間 | 4月〜10月:9:00〜16:00 |
定休日 | 月曜日(11〜3月は休館) |
入館料 | 100円 |
駐車場 | あり(無料) |
アクセス | JR帯広駅からバスで約100分「ぬかびら源泉郷営業所前」下車徒歩約10分 車:道東道 音更帯広ICから約90分 |
ぬかびら源泉郷の端っこにある、小さな資料館。
中は旧士幌線の写真や工具、アーチ橋のジオラマなどが並び、本当にレトロでまるで時間旅行をしている気分でした。
鉄道好きはもちろん、そうでなくても“レトロ可愛い”雰囲気にワクワクします。

外にはトロッコの線路があって、カメラ片手に散策するのもテンションが上がりましたが、ここでも熊にびびってあまり奥までは行けず…。

自然の中に伸びるトロッコの線路はとても絵になり、静かな空気の中、列車の音を想像しながら歩くのも楽しいひとときでした。
ひがし大雪自然館

項目 | ひがし大雪自然館 |
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所在地 | 北海道河東郡上士幌町ぬかびら源泉郷48-2 |
電話番号 | 01564-4-2323 |
開館時間 | 9:00~17:00(7・8月は 8:00~18:00) |
休館日 | 毎週水曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始 |
入館料 | 無料 |
駐車場 | あり(約30台) |
展示内容・特徴 | グラフィックパネル、剥製、昆虫・チョウ類標本(約5,000点)、東大雪地域の自然や生態系紹介 |
アクセス | 帯広方面から国道241→273経由 約22km、旭川方面から国道39・273経由等 |
ガイドセンターのすぐ近くにある「ひがし大雪自然館」にも立ち寄りました。

時期的なものなのか、駐車場はバッタが大量発生で大変でした!
建物の中は木の香りが心地よく、とても綺麗で静かな空間。
展示は見やすく整理されていて、地元の親子連れが夏休みの勉強をしている姿も印象的でした。

熊をはじめ、シカやキツネなどの剥製展示もあり、とても近くで見れるので、面白かったです。
タウシュベツ橋へ行く前に熊の出没情報を確認したり、トイレを済ませたりと、旅の情報収集にも便利でした。
食事・お店・レストラン

町の中に飲食店は数店舗あるのですが、閑散期の平日だったためかグーグルマップ上では営業中になっていても、どの店もほぼ閉まっていて、実際に開いていたのは1つだけでした。

冬はスキー場もあるので冬だったらもっと開いていたかもしれません。
周りもほとんど集落がないので、糠平に入る前に食事を済ませておくのがベストだったなと思いました。
この日は、コヤカフェでホットドッグとコーヒーをいただきました。

ちなみに、近くにある糠平館観光ホテルのレストランは、レストランのみの利用はしていないとのことでした。
ホテル・宿

糠平は温泉郷になっているので、ホテルや宿泊施設は町の規模感からすると多い方かと思います。早朝のツアーに参加する方や、スキーと一緒に楽しもう!という方におすすめです。
北海道・タウシュベツ橋梁ツアーのレビューまとめ

実際に参加したタウシュベツ橋梁ツアーは、写真で見るよりずっとスケールが大きく、自然の中に静かに佇む姿に圧倒されました。

天気や季節、湖の水位によって見え方が変わるのも、この場所のロマン。
劣化が進んでいて、もうすぐ崩壊する部分も出てくると言われているので、早めに見に行かれるのがいいのではないかと思います。
ガイドさんの話を聞きながら歩くうちに、ただの「観光地」ではなく、自然と人の歴史が重なる特別な場所なんだと感じました。

道中は少しワイルドですが、それも含めて冒険気分。
北海道の大自然を肌で感じたい人には、ぜひおすすめしたいツアーです!
ガイドツアーはこちらから→ひがし大雪自然ガイドセンター
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